【10月21日 AFP】13-14イタリア・セリエAは20日、第8節の試合が各地で行われ、トリノ(Torino FC)は3-3でインテル(Inter Milan)と引き分けた。

 インドネシアの実業家エリック・トヒル(Erick Thohir)氏に株式の70%を売却してから初めての試合となったインテルは、キックオフからわずか6分後に厳しい試練に直面。その後敵地で10人の戦いを強いられたが、試合は劇的なドローに終わった。

 開始早々、インテルのGKサミル・ハンダノビッチ(Samir Handanovic)はトリノのアレッシオ・チェルチ(Alessio Cerci)と1対1で交錯して1発退場を命じられた。これによりワルテル・マッツァーリ(Walter Mazzarri)監督はGKファン・パブロ・カリーソ(Juan Pablo Carrizo)を投入する代わりにマテオ・コバチッチ(Mateo Kovacic)を下げることを余儀なくされた。

 前半21分、アレクサンダー・ファーネルード(Alexander Farnerud)のゴールでトリノが先制したが、同ロスタイムにフレディ・グアリン(Fredy Guarin)が圧巻のオーバーヘッドを決めてインテルが同点に追いつき後半に折り返した。

 後半8分にはチロ・インモービレ(Ciro Immobile)の得点でトリノが再びリードを奪うも、同10分と26分にいずれもイシャク・ベルフォディル(Ishak Belfodil)の好プレーからロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)が2ゴールを挙げてインテルが3-2で逆転に成功した。

 このままインテルが逃げ切るかと思われたが、土壇場の同45分にトリノがFKを獲得。ニコラ・ベラモ(Nicola Bellomo)が蹴ったボールはカーブを描きながら選手が密集していたエリアを越え、ファーサイドのゴール隅に吸い込まれた。(c)AFP