【10月21日 AFP】13-14イタリア・セリエAは20日、第8節の試合が各地で行われ、フィオレンティーナ(Fiorentina)は4-2でユベントス(Juventus)を破った。

 ジュゼッペ・ロッシ(Giuseppe Rossi)がハットトリックを記録したフィオレンティーナが見事な逆転勝利を飾り、ユベントスはASローマ(AS Roma)との勝ち点5差を縮めることができなかった。

 ローマは18日の試合でラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督率いるナポリ(SSC Napoli)を2-0で下し、ナポリと、敵地に乗り込んだユベントスとの差を5ポイントに広げていた。

 昨シーズン王者のユベントスは、カルロス・テべス(Carlos Tevez)のPKとポール・ポグバ(Paul Pogba)の得点で2-0と先行してハーフタイムを迎えたが、後半に入ると14分の間に立て続けに失点し、フィオレンティーナが見せた脅威の逆転劇に屈した。

 セリエAではローマが8節を終えて最大の勝ち点24を獲得し、その後ろにはナポリとユベントスが勝ち点19で並んでいる。しかし、今季初黒星を喫したユベントスは、得失点差で3位となっている。

 一方、かつてイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に在籍していたロッシは、今季のリーグ戦での得点を8ゴールに伸ばし、得点王争いで首位に立った。

 ロッシは後半21分にPKでユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)を破ると、その10分後には強烈なシュートを決めて試合を振り出しに戻した。

 その後、ユベントスは残り15分を切った段階で、チリ代表の試合のため合流が遅れ、ベンチスタートとなっていたアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)をクラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)に代えて投入したが、直後にフィオレンティーナが勝ち越しに成功した。

 フィオレンティーナはノーマークでボールを受けたホアキン・サンチェス(Joaquin Sanchez)が右足の正確なシュートでニアサイドを抜き、今季リーグ戦初得点を挙げると、さらにユベントスの隙を突く速攻からロッシが自身3得点目を決めた。(c)AFP/Justin Davis