【10月12日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)南米予選は11日、各地で行われ、コロンビアが3-3でチリと引き分け、て1998年大会以来となる本大会出場を決めた。

 一時は0-3とリードされたコロンビアは、10人となったチリ相手に見事な追い上げを見せた。

 ASモナコ(AS Monaco)に所属するラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が終盤に2本のPKを冷静に蹴り込んでヒーローとなり、コロンビアはW杯出場に必要な勝ち点1を手にした。

 前半、コロンビアは活気がなく30分までに3点をチリに奪われた。

 しかし、後半途中にカルロス・カルモナ(Carlos Carmona)がこの試合2枚目のイエローカードを受けて退場処分となったのをきっかけに、コロンビアが反撃に出た。

 後半24分にテオフィロ・グティエレス(Teofilo Gutierrez)が1点を返したコロンビアは、その6分後にファルカオがPKを決めると、同39分に再びPKから得点して、チリと勝ち点1を分け合った。

 勝ち点3を積み上げれば通算9度目のW杯出場が決まっていたチリは、前半序盤は勝利が確実かと思われた。予選通過を決めきれず落胆となったものの、他の試合の結果もありブラジル行きはほぼ確実となっている。(c)AFP