【6月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)は19日、リバプール(Liverpool FC)からイングランド代表ストライカーのアンディ・キャロル(Andy Carroll)を完全移籍で獲得したと発表した。

 クラブは公式ウェブサイトで、12-13シーズンは期限付き移籍でプレーしたキャロルと6年契約を結んだと発表している。

 移籍金は明らかにされていないが、報道によるとウェストハムはキャロル獲得のためにクラブ史上最高額となる推定1550万ポンド(約23億円)を支払ったとされている。

 ニューカッスル(Newcastle United)時代にサム・アラーダイス(Sam Allardyce)監督の下でプレーしているキャロルは、故障に悩まされながらもウェストハムで24試合に出場し7得点を記録した。

 イングランド代表として9試合に出場し2得点を挙げているキャロルは、「ここにいられて最高の気分だ。昨シーズンは本当に楽しかった。そして完全移籍で戻ってくることができた」とコメントを発表した。

「ファン、チームメイト、そしてクラブは自分にとって大きな存在だった。僕はここに戻ってきてプレーしたかった」

 2006年にニューカッスルで自身のキャリアをスタートさせたキャロルは、2009-10シーズンに公式戦19得点を記録し、当時チャンピオンシップ・リーグ(2部)だったニューカッスルのプレミアリーグ昇格に貢献すると、2011年にはクラブ史上最高額となる3500万ポンド(当時約45億円)でリバプールに移籍し、移籍金は英国出身選手としては史上最高額となった。(c)AFP