【3月11日 AFP】「わたしにあてた手紙の半分は、わたしのことを『ばか』だと書いているんだ」。米ミズーリ(Missouri)州セントルイス(Saint Louis)で開かれた医療保険制度に関する集会で10日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は笑いながらそんな冗談を飛ばした。

 ホワイトハウス(White House)の職員は、毎日ホワイトハウスに送られている大量の手紙の中から大統領が毎晩公邸に戻ったときに読めるよう、10通の手紙を選んでいるという。

 オバマ大統領は「わたしのスタッフはとても公平だ。だって、手紙の半分はわたしのことを『ばか』と書いているのだから」と、くすくす笑いながら語った。

 オバマ大統領はたびたび、連日ホワイトハウスに送られてくる手紙について語ることがある。これについて大統領は、これらの手紙を読むことで大統領という「バブル」をはじけさせ、一般の米国人とのつながりを持てるのだと語っている。(c)AFP