【4月14日 AFP】24-25イングランド・プレミアリーグは13日、第32節の試合が行われ、リバプールは2-1でウェストハムに劇的な勝利を収め、リーグ優勝まであと一歩に迫った。ニューカッスル・ユナイテッドはマンチェスター・ユナイテッドを4-1で粉砕し、4位に浮上した。

ホームのリバプールは前半にルイス・ディアスのゴールで先制すると、アンドリュー・ロバートソンの終盤のオウンゴールで同点に追いつかれたが、ビルヒル・ファン・ダイクが終了間際に決勝のヘディングシュートを決めた。

リバプールはこれで、残り6試合で2位のアーセナルに勝ち点13ポイント差をつけた。20日の次節レスター・シティ戦に勝利し、アーセナルがイプスウィッチ・タウンに敗れれば、最多タイ20回目のリーグ優勝が決まる。仮にそこでタイトルを確定させられなくても、王座獲得は時間の問題となっている。

今季リーグ2敗目を喫した前節のフラム戦に続き、内容は冴えなかったが、守護神アリソン・ベッカーの活躍で白星を挙げた。

また、モハメド・サラーはディアスの先制点をアシストし、ゴールとアシストを合わせた得点関与数を45に伸ばした。これは38試合制のシーズンでは最多記録となる。

ニューカッスルは、体調不良で入院したエディ・ハウ監督が不在だったが、後半のゴールラッシュでユナイテッドに大勝した。

サンドロ・トナーリのゴールで先制すると、アレハンドロ・ガルナチョに一瞬の隙を突かれて同点ゴールを許したが、後半にハーヴェイ・バーンズの2得点とブルーノ・ギマランイスのゴールで突き放した。

ニューカッスルはこれで公式戦5連勝を飾り、1試合消化が少ない状況で3位ノッティンガム・フォレストと勝ち点1差に迫っている。ユナイテッドは14位に転落した。

トッテナム・ホットスパーは2-4でウォルバーハンプトン・ワンダラーズに敗れ、アンジェ・ポステコグルー監督の苦悩は続いている。現在の15位は、1993-94シーズンに並ぶここ約20年では最悪の成績で、監督への圧力はさらに強まっている。

チェルシーとイプスウィッチは2-2のドロー。これによりチェルシーは6位に順位を落とし、来季の欧州チャンピオンズリーグの出場権が得られる5位には浮上できず、対するイプスウィッチも残留圏内と勝ち点14差と降格が近づいている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS