【4月12日 AFP】サッカーイタリア代表のMFサンドロ・トナーリとMFニコロ・ファジョーリが、違法プラットフォームでの賭博に関する新たな疑惑で再び捜査対象となっていると、イタリアの通信社が11日に報じた。

ANSA通信とAGI通信によると、イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドでプレーするトナーリとイタリア・セリエAのフィオレンティーナに所属するファジョーリは、違法賭博が疑われている現旧セリエA選手の十数人に含まれているという。

また、2022-23シーズンにユベントスでファジョーリとともにプレーし、現在はASローマに所属するMFレアンドロ・パレデスとアンヘル・ディ・マリアの2選手も、ミラノ検察による捜査で容疑者として名前が挙がっていると伝えられた。

さらに、現在ユベントス所属のウェストン・マケニーとマッティア・ペリンに加え、イタリア代表のラウル・ベラノーバとサムエレ・リッチも、違法な賭博プラットフォームでポーカーやスポーツベッティングをしたとして捜査対象となっている。ただし、サッカーの試合には賭けていないとされている。

選手たちは罰金程度の軽い処罰を受けると思われる。イタリアサッカー連盟(FIGC)から処分が下される可能性もあるが、連盟側は懲戒手続きを開始するかどうか発表していない。

ANSAによると、検察はトナーリとファジョーリが秘密のプラットフォームに他のギャンブラーを勧誘することで金銭的な報酬を受け取っていたと主張している。

トナーリは2023年10月、ACミランでプレーしていた時期などにサッカーの試合に賭けたことで10か月の出場停止処分を受けた。

ギャンブル依存症であることを認めているファジョーリも、ほぼ同時期に7か月の出場停止処分を科され、300万ユーロ(約4億9000万円)以上の借金を抱えていると報じられている。(c)AFP