【4月12日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督は11日、チームの負傷者や起用法に関して情報が漏れていると発言しつつ、リークしているのは選手ではないと強調した。

ポステコグルー監督は、ウィルソン・オドベールがハムストリングのけがで10日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝のフランクフルト戦を欠場するとの臆測がSNSで流れたことを受け、クラブ内に内通者がいると主張した。

オドベールは最終的に控え選手としてベンチ入りしたが出番はなかった。しかし、トッテナムで新たな情報漏えいが起きたことにより、ポステコグルー監督は公の場で不満を表明することになった。

トッテナムが現在リーグ14位に低迷し、批判を浴びているポステコグルー監督は、解任を免れるための努力を誰かが意図的に妨害していると考えている。

13日にアウェーで臨むウォルバーハンプトン・ワンダラーズ戦に向けたこの日の会見では、「こうしたことがしばらく続いている。昨年から始まった。われわれは芽を摘んできたと思っていたが、いまだにずっと時期を変えて起きている」と述べた。

さらに、「情報はかなり限られた範囲に保っている。なぜそうする(情報を漏らす)人々がいるのか理解できないし、特にクラブ内に犯人がいるというなら、なおさらだ。そうした行為がわれわれにとって有益であるようには見えない」と続け、情報を漏らしている人物は「絶対にエージェントではないし、絶対に選手たちではない」と強調した。

ポステコグルー監督は、選手のプライベートな医療情報が公にされることに不満を抱いており、「選手がその情報を開示したくないこともある。それは単純なことだ。われわれにとっても選手にとっても助けにはならないので、クラブの観点からも個人の観点からも受け入れられない」と述べた。

また、「クラブとして、問題はもうこれ以上いらない」とし、「内部で対処する。正しいやり方で対処する」と語った。(c)AFP