ヤンキース 初回3球で3本塁打放つ メジャー史上初
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【3月30日 AFP】米大リーグ(MLB)は29日、各地で試合が行われ、ニューヨーク・ヤンキースは試合開始直後の3球全てで本塁打を放ち、史上初の快挙を遂げた。
ヤンキースのポール・ゴールドシュミット、コディ・ベリンジャー、アーロン・ジャッジは、元ヤンキースでミルウォーキー・ブルワーズの先発左腕ネスター・コルテスの初球をそれぞれスタンドに運んだ。プレーボール直後の3者連続本塁打は、ヤンキース史上初となっている。さらにこの回は二死からオースティン・ウェルズにも一発が生まれ、球団創設以来初となる1イニング4本塁打が飛び出した。
チームはこの日計9本塁打を放ち、20-9で大勝した。ヤンキースは、7回に代打のオズワルド・ペラザが2点本塁打を放って、1試合での本塁打数の球団記録を更新。これまでの記録は、1939年のフィラデルフィア・アスレティックス(現オークランド・アスレチックス)戦、2007年のシカゴ・ホワイトソックス戦での8本塁打だった。
MLB全体でも1チームによる1試合9本以上の本塁打はこれまでに2度しかなかった。1987年にトロント・ブルージェイズがボルティモア・オリオールズ戦で史上最多の10本、1999年にシンシナティ・レッズがフィラデルフィア・フィリーズ戦で9本を記録している。
ジャッジは、3回に満塁本塁打、4回には2点本塁打を放ち、この日3本塁打を記録。1試合3本をキャリア通算で3度以上記録したのは、ヤンキースではルー・ゲーリック、ジョー・ディマジオ、アレックス・ロドリゲスに次いで史上4人目となっている。(c)AFP