【3月29日 AFP】米連邦通信委員会(FCC)のブレンダン・カー委員長は28日、ウォルト・ディズニー社の「多様性・公平性・包括性(DEI)」の取り組みを調査すると明らかにした。

ドナルド・トランプ米大統領からFCCトップに指名されたカー氏は、ディズニー宛ての書簡で、同社および子会社のABCが調査対象になっていると通知。トランプ政権は政府機関や民間企業からDEIプログラムを排除する取り組みを進めており、その一環だとしている。

カー氏はディズニーのロバート・アイガー最高経営責任者(CEO)宛ての書簡をX(旧ツイッター)で公表し、「ABCとその親会社(ディズニー)が、FCCの規制に違反する形で不公平なDEIを推進している可能性があるのを懸念している」と主張。

ディズニーについて、近年、事業全体で人種・性別の多様性推進を優先し、「その影響が同社の多くの決定に及んだようだ」と指摘している。(c)AFP