ジョコ圧勝で通算100勝王手 19歳メンシクと決勝へ マイアミOP
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【3月29日 AFP】テニス、マイアミ・オープンは28日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は6-2、6-3で第14シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に快勝し、ツアー通算100勝目に王手をかけた。
ジョコビッチは全体を通して試合を支配し、わずか1時間10分で勝利した。これでディミトロフ戦の通算戦績を13勝1敗に更新し、マイアミ・オープン準決勝での無敗記録も伸ばした。
37歳での決勝進出はマスターズ1000大会の最年長記録。33歳のディミトロフと合わせて70歳という年齢も、同シリーズの準決勝では最年長記録となった。
今季はスロースタートのジョコビッチだったが、今大会では自信を取り戻し、ジミー・コナーズ(109勝)とロジャー・フェデラー(103勝)に次ぐ史上3人目の通算100勝を視界に捉えている。
決勝に向けては、「99勝目を記録した(パリ)五輪後、出場するすべての大会で100勝目を目指してきたが、まだ達成できていない。日曜日(30日)には全力を尽くすつもりだ」と意気込んだ。
30日の決勝では、19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)と対戦する。メンシクは第3シードのテイラー・フリッツ(米国)を7-6(7-4)、4-6、7-6(7-4)で破り、自身初のマスターズ決勝に駒を進めた。
試合後には「今の気持ちは表現できない。これから分かるだろう。(地元)米国の選手が相手だったが、雰囲気は素晴らしかった」と話し、互いにサーブを武器とする中でブレークチャンスがなく、2度のタイブレークが勝負を分ける形となったと振り返った。
ジョコビッチとは昨季の上海マスターズで過去に1度だけ対戦し、そのときは敗れている。(c)AFP/Simon EVANS