『ロゼッタ』のベルギー人俳優エミリー・ドゥケンヌさん死去 43歳
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【3月17日 AFP】ベルギー人俳優のエミリー・ドゥケンヌさんが16日、フランス・パリ郊外の病院で死去した。43歳だった。家族と代理人がAFPに明らかにした。ドゥケンヌさんは2023年10月に、希少がんの副腎皮質がんを患っていることを公表していた。
ジャンピエール&リュックピエール・ダルデンヌ兄弟監督の映画『ロゼッタ』(1999年)でデビューし、同作でカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞。一躍注目を集めた。同作はカンヌ映画祭の最高賞「パルムドール」も受賞している。
フランス語映画を中心に活躍し、『A perdre la raison(Our Children)』(2012年)などで数々の賞を獲得した。
昨年は、『ロゼッタ』のカンヌ国際映画祭受賞から25周年を記念し、ダルデンヌ兄弟と共にカンヌの舞台に戻った。また、英語作品『サバイブ』のプロモーションにも参加。同作が、闘病による活動休止前の最後の出演作となった。(c)AFP