【5月14日 AFP】米東部メリーランド州ボルティモア(Baltimore)で13日、今年3月に崩落した橋の一部を爆破して解体するとともに、橋に衝突して挟まったままになっていた大型コンテナ船を撤去する作業が行われた。

 国内最大級のボルティモア港に架かる高速道路橋、フランシス・スコット・キー橋(Francis Scott Key Bridge)は、全長300メートル近いシンガポール船籍の貨物船「ダリ(Dali)」が衝突した直後に崩落。それ以来6週間にわたって港へのアクセスはほぼ遮断されていたが、これまでに4か所の臨時航路が開設されている。

 爆破・解体作業により、同船はようやく撤去されることになる。崩落した橋の撤去と航路の再開工事は、24時間態勢で行われている。

 午後5時ごろに行われた解体・爆破作業では、橋の構造物の一部が煙を上げながら海に落下した。小さめのがれきはクレーンで取り除かれた。

 事故に巻き込まれた作業員で、最後まで行方不明だった6人目の遺体は先週、発見された。(c)AFP