【5月1日 AFP】「ニューヨーク三部作(The New York Trilogy)」などの作品で知られる米国人小説家のポール・オースター(Paul Auster)さんが、肺がんの合併症により死去した。77歳。米紙ニューヨーク・タイムズが4月30日、報じた。

 オースターさんはニューヨーク市ブルックリン(Brooklyn)の自宅で死去した。タイムズ紙が友人の情報として伝えた。

 オースターさんのがん罹患については、妻で同じく小説家のシリ・ハストヴェット(Siri Hustvedt)さんが昨年、明らかにしていた。

 主な作品には「ガラスの街(City of Glass)」「幽霊たち(Ghosts)」「鍵のかかった部屋(The Locked Room)」から成る「ニューヨーク三部作」の他、「ムーン・パレス(Moon Palace)」「幻影の書(The Book of Illusions)」などがある。また、1995年の映画『スモーク(SMOKE)』では脚本も手掛けた。(c)AFP