【5月1日 Xinhua News】中国広東省広州市茘湾区に位置する沙面は珠江の砂州で、0・3平方キロほどの面積を持ち、かつては重要な商業地だった。19世紀半ばに英仏の租界となり、ネオ・バロック、疑似ゴシック、コリドー、新古典主義や中国と西洋を融合させた様式の建築150棟以上が建てられた。うち54棟が国の文化財指定を受けており、「万国建築博物館」と呼ばれる。2013年には「中国歴史文化名街」に選ばれた。

 沙面では総合的な地区整備、環境改善、文化財の活用などを推進し、歴史ある街区の活力を高めている。現在はすがすがしい空気、広い道、大きく育った古木などが市民や観光客にとって大きな魅力となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News