【4月29日 AFP】23-24NBAは28日、各地でプレーオフ1回戦(7回戦制)が行われ、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)は122-116でフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)を下し、4勝0敗でウエスタンカンファレンス準決勝へ駒を進めた。

 ウルブズはアンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)が40得点を記録するなどし、一番乗りでカンファレンス準決勝進出を決めた。球団史上わずか2回目となる2回戦では、昨季王者デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)かロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)と対戦。両チームの1回戦は現在ナゲッツが3勝1敗でリードしている。

 対するサンズはデビン・ブッカー(Devin Booker)が49得点、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が33得点を挙げたが、計23回リードするチームが変わった接戦を落とし、プレーオフから敗退した。今季はデュラントとブッカーの2人にブラッドリー・ビール(Bradley Beal)を加えた「ビッグ3」を擁して上位進出へ期待も高まっていただけに、悔しいシーズン終了となった。

 ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)は116-111でダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)を下し、2勝2敗のタイに戻した。

 カワイ・レナード(Kawhi Leonard)が不在の中でポール・ジョージ(Paul George)が33得点でチームをけん引。第4クオーターには一時31点あったリードをひっくり返され、プレーオフ記録に並ぶ大逆転を許すかに思われたが、ジェームズ・ハーデン(James Harden)が33点中15点を同クオーターに稼ぐと、ジョージが残り1分55秒で勝ち越しの3ポイントシュートを決め、何とか逃げ切った。

 ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)は97-92でフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)に勝利し、3勝1敗で突破に王手をかけた。ジェイレン・ブランソン(Jalen Brunson)がプレーオフの球団記録を更新する47得点をマーク。対するシクサーズは昨季最優秀選手(MVP)のジョエル・エンビード(Joel Embiid)が27得点、10リバウンドでチームを引っ張ったが、後がなくなった。

 インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)は126-113でミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)を下し、3勝1敗とした。マイルス・ターナー(Myles Turner)が3ポイントシュート7本成功で29点を稼ぐなど、チーム全体で22本の3ポイントを決め、6人が2桁得点を達成した。

 エースのヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)がふくらはぎの負傷で依然として離脱しているバックスは、ダミアン・リラード(Damian Lillard)もけがで欠場した中、第1クオーターでボビー・ポーティス(Bobby Portis)が相手選手とのもみ合いで退場となった。(c)AFP