【4月26日 CGTN Japanese】中国有人宇宙船「神舟18号」は25日夜、順調に打ち上げられ、宇宙飛行士の葉光富さん、李聡さん、李広蘇さんが宇宙出張に出発しました。このうち、李広蘇さん(36)は第3陣の宇宙飛行士の中で唯一の文系出身者で、宇宙科学実験と技術試験、複数の科学分野、宇宙ステーションの事務管理と健康保障などの仕事を担当します。

 李さんは1987年に中国東部沿海の江蘇省・沛県で生まれました。2005年、高校在学中の李さんは、空軍のパイロットになり、空を飛ぶ鷹のように祖国を守ることが夢でした。厳格な選抜を経て、空軍航空大学に合格し、飛行士のチームに加わりました。2020年9月、何回もの選抜を経て李は、多くの立候補者の中から選ばれ、中国第3陣の宇宙飛行士の一人となりました。

 第3陣の全18人の宇宙飛行士の中で唯一の文系出身者として、李は宇宙基礎理論などの勉強で「大学受験」に匹敵するほどのプレッシャーを感じました。たゆまぬ努力を経て、李さんは系統的な学習と訓練を終え、葉光富さん、李聡さんと共に神舟18号の乗組員に選ばれました。

 李さんは、「自分は平凡だが、自分の微信(ウィーチャット、中国のSNS)のハンドルネーム『疾走するカタツムリ』のように、しっかりと一歩一歩を歩き、カタツムリ1匹でも宇宙に向かって全力を尽くして疾走する」と話していました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News