【4月26日 AFP】フランスで、自爆攻撃に使われる爆弾ベルトを作って今夏のパリ五輪で「殉教したい」とソーシャルメディアに投稿したとされる16歳の少年が逮捕された。当局が明らかにした。

 検察の対テロ部門は、南東部オートサボア(Haute-Savoie)県在住の少年が「ソーシャルメディアへの投稿で、爆弾ベルトを作って殉教したいと表明した」のを受け、23日に逮捕し、24日に捜査を開始したと述べた。国内治安総局(DGSI) も捜査に当たっている。

 警察筋は、家宅捜索で少年がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」への忠誠を誓う内容の手書きのメモが見つかったと明らかにした。

 同筋によると、少年はパリ西郊ラデファンス(La Defense)地区で、銃か爆発ベルトを使った「テロ」を計画していたことを認めている。ラデファンス地区には、五輪の競泳や水球で使用される会場がある。(c)AFP