【4月25日 Xinhua News】春の富士山と桜の花、世界最高峰の花火を同時に楽しむ「The絶景花火『Mt.Fuji』2024」が20日、山梨県南都留郡鳴沢村の富士山麓で開かれた。

 いずれも創業100年以上の歴史がある紅屋青木煙火店、磯谷煙火店、斉木煙火本店、菊屋小幡花火店という「花火師BIG4」が一堂に会し、約1万発を打ち上げて観客を魅了した。絶景花火は20年に始まり、新型コロナウイルス感染症の流行による中止を経て22年から毎年4月に開かれている。

 メディア対応を担当したIII Three(アイスリー)の比嘉和代氏によると、中国を含む世界各国の観光客が大勢訪れ、観覧席3千席分のチケットはほぼ完売だった。今年は桜の開花が例年より遅いため、観客にとって富士山を背景に桜と花火が織り成す絶景をカメラに収める貴重な機会になったと語った。

 主催者によると、来年は世界各国からトップクラスの花火師を招く予定。富士山麓での「夢の競演」を実現させ、例年とは一味違った花火の祭典を催すという。(c)Xinhua News/AFPBB News