【4月25日 Xinhua News】中国浙江省金華市の鹿田村一帯で生産される婺州(ぶしゅう)挙岩茶は、唐宋時代に始まり明清時代に盛んになった。茶葉の収穫は二十四節気の清明から穀雨までの間に行われ、茶葉の乾燥技術は炒ることがメインで補助的にあぶる。婺州挙岩茶の製造技術は2022年に「中国伝統製茶技術とその関連習俗」として、西湖竜井茶や長興紫筍(しじゅん)茶など省内の名茶とともに、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。

 ここ数年、金華市の農業関連部門や大手製茶会社、婺州挙岩製茶技術の無形文化遺産継承者が協力して、千年の名茶である婺州挙岩の品質改良、標準化、ブランド化、産業化を推進し、茶産業と文化観光を融合させることで地元農家の増収につなげている。(c)Xinhua News/AFPBB News