【4月23日 Xinhua News】中国でこのほど発表された「2023年国家考古遺跡公園運営報告」によると、2023年に全国55カ所の国家考古遺跡公園を訪れた観光客数は前年比2・4倍の延べ6700万人以上に上った。国家考古遺跡公園への観光ブームは高まりつつあり、新たな文化観光スポットとなっている。

 報告は中国文化遺産研究院が国家文物局の委託を受けてまとめた。安徽省馬鞍山市含山県の凌家灘国家考古遺跡公園で開かれた第13回国家考古遺跡公園連盟合同会議で発表された。

 国家考古遺跡公園55カ所の2023年の収入は前年比11億7600万元(1元=約21円)増の44億7500万元、うちチケット収入は約6倍となった。文化クリエーティブ関連や考古研学など文化観光消費の需要が大幅に増加し、学術、社会活動組織の参加規模も過去最高を更新した。

 公園55カ所では文物保護や考古学研究、運営管理、宣伝・サービスなどの業務が素早く回復して全体的に向上し、文物保護プロジェクトと公園建設プロジェクトが実施された。国家考古遺跡公園は考古遺跡の研究と解説、保護と利用、文化伝承においてますます模範的役割を発揮している。(c)Xinhua News/AFPBB News