【4月22日 AFP】23-24NBAは21日、各地でプレーオフ1回戦(7回戦制)が行われ、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)は109-94でインディアナ・ペイサーズ(Indiana pacers)に勝利。ヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)は欠場したが、ダミアン・リラード(Damian Lillard)が前半だけでこの日の全得点を決めるなどして逃げ切った。

 ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)とボストン・セルティックス(Boston Celtics)がすでに快勝していた中で、バックスはその流れに乗ると、左ふくらはぎを痛めているアデトクンポが不在の中で十分以上のプレーを見せた。

 第1クオーターに19点を決め前半に爆発したリラードは、プレーオフの前半もしくは後半の得点としてはチーム史上最多となる35点を挙げた。

 イースタンカンファレンス第1シードのセルティックスは114-94でマイアミ・ヒート(Miami Heat)を下した。試合開始から14-0とリードして主導権を握り、そのまま初戦をものにした。

 セルティックスでは、ジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)が23得点10リバウンド10アシストで自身初となるプレーオフでのトリプルダブルを達成。他に5人が2桁得点を挙げ、合計22本の3ポイントシュートを決めた。

 クリッパーズはカワイ・レナード(Kawhi Leonard)が膝の炎症で欠場した中で、109-97でダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)に勝利。試合開始から一度もリードを譲らない完勝だった。ジェームズ・ハーデン(James Harden)が28得点8アシストをマークし、チーム合計18本の3ポイントのうち6本を沈めた。

 一方でルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)擁するマーベリックスは、第2クオーターにフィールドゴール(FG)21本中2本しか決められずにわずか8点にとどまり、前半は合計30点とハーフタイム時点で26点差をつけられた。最終的にドンチッチが33得点13リバウンド、カイリー・アービング(Kyrie Irving)が31点を挙げたが、差はあまりにも大きかった。

 ウエスタン第1シードのオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)は、94-92でニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)に競り勝った。

 デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)のニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)、マーベリックスのドンチッチとともに、レギュラーシーズン最優秀選手の最終候補に選ばれたシェイ・ギルジアス・アレクサンダー(Shai Gilgeous-Alexander)が、試合時間残り32秒ほどで勝ち越し点をマーク。合計ではチーム最多の28得点を奪った。(c)AFP