ウォルトディズニーカンパニーコリア提供(c)NEWSIS
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【04月21日 KOREA WAVE】米ウォルト・ディズニーの動画配信サービス「ディズニープラス(Disney+)」が韓国ドラマを総なめしている。ドラマ出演者も他のオンライン動画サービス(OTT)より豪華だという評価だ。だが、業界の一部ではディズニーの積極的なドラマ確保の動きがコンテンツ製作費上昇につながり、地上波や国内のOTTなどのコンテンツ投資と製作負担が大きくなることを懸念している。

ディズニープラスはリュ・スンリョン、イム・スジョン、ヤン・セジョンらが主演するドラマ「ファイン」を来年公開する予定だ。「ミセン」で有名な作家ユン・テホが2014年に出した同名のウェブトゥーンを原作とし、ドラマ「カジノ」などを作ったカン・ユンソン監督が演出を担当する。

昨年末までも新たな作品公開の情報がなかったディズニープラスだが、最近になって第2の「ムービング」の可能性があるドラマの公開決定のニュースを伝えている。

来月15日に公開予定の「サムシクおじさん」が代表的だ。1990年に俳優生活を始めて以後、一度もドラマに出演したことがなかったソン・ガンホは「サムシクおじさん」で初めてのドラマ演技に挑戦する。このほか、チャ・スンウォン主演の「暴君」、キム・ヘス主演の「トリガー」、パク・ボヨン、チュ・ジフン主演の「照明店」も下半期に公開する予定だ。

ディズニーが韓国ドラマ投資に積極的に取り組んだ背景には「ムービング」がヒットした効果と言える。昨年初めに「カジノ」で注目されたディズニープラスは、同年8~9月の「ムービング」で国内のOTTを脅かすようになった。モバイルインデックスによると、昨年9月、ディズニープラスアプリの月間利用者数(MAU)は433万7769人で、前月比146%上昇した。4位のウェーブとの格差も28万人余りに縮めた。

世界のOTT市場でも「ムービング」の人気が立証された。「ムービング」は韓国だけでなく日本、香港、台湾、東南アジアなどアジア太平洋地域で公開初週で視聴時間1位を達成した。

ウォルト・ディズニー・カンパニーも昨年第3四半期実績発表当時、世界の視聴者数が前四半期比2.8%上がったと明らかにしたうえ、ドラマ「アソーカ」(スターウォーズ世界観「マンダロリアン」スピンオフ)とともに「ムービング」の役割が大きかったと強調した。

ネットフリックスの「イカゲーム」のように韓国コンテンツが海外市場でも通じるということを実感したディズニーが、ドラマ投資を増やし「サムシクおじさん」「トリガー」などのラインナップを備えるようになったというのが業界の見解だ。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News