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【04月20日 KOREA WAVE】韓国の航空会社がオーストラリアとカナダに目を向けている。日本や東南アジアといった中・短距離路線に対する需要が限界に達したためだ。

昨年の韓国・オーストラリア路線の旅客数は79万6209人で、新型コロナウイルス禍の直前である2019年の56万6759人から40%増加した。5つの就航会社のうち、大韓航空は26万5762人で1位、アシアナ航空が23万4868人で2位を占めた。

2019年と比べると、ティーウェイ航空がシドニー(週3回)に新たに就航し、カンタスグループが供給を大幅に増やした。大韓航空はシドニー(週7回)とブリスベン(週5回)、アシアナ航空もシドニー(週7回)路線を運航している。

中国の航空会社が経由便で往復50万~60万ウォン(1ウォン=約0.11円)台の安い航空券を大量に供給したことで関心もアップ。これに合わせて格安航空会社(LCC)のジェットスターやティーウェイ航空が相次いで特価を披露し、路線も増える傾向にある。

また、航空会社は今年、カナダへの増便や就航にも乗り出す。昨年は韓国・カナダ路線の旅客数は75万1332人。2019年の72万147人から微増となった。

カナダのウェストジェットは仁川・カルガリー路線、エア・カナダは仁川・モントリオール路線を就航させる。下半期にはティーウェイ航空が国内LCCの中で初めて仁川・バンクーバー便を飛ばす計画だ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News