【4月20日 AFP】23-24NBAは19日、各地でプレーオフ進出を決めるプレーイン・トーナメントが行われ、マイアミ・ヒート(Miami Heat)とニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)がそれぞれのカンファレンスでプレーオフ最後の1枠を確保した。

 イースタンカンファレンスのヒートは、チームの大黒柱であるスターFWジミー・バトラー(Jimmy Butler)を欠く逆境をはねのけ、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)を112-91で粉砕した。

 これでヒートは、2季連続でプレーイン・トーナメントから第8シードを確保。プレーオフ1回戦では第1シードのボストン・セルティックス(Boston Celtics)に挑むが、ポストシーズンでの直接対決はここ5シーズンで4回目となっている。

 バトラーは、ヒートが敗れた17日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)戦で膝の内側側副じん帯(MCL)を損傷し、数週間の離脱に直面している。

 代わりにタイラー・ヒーロー(Tyler Herro)が24得点、10リバウンド、9アシストでチームをけん引。さらにルーキーのハイメ・ハケス・ジュニア(Jaime Jaquez Jr.)も21得点、6リバウンド、6アシスト、ベンチスタートのベテラン選手ケビン・ラブ(Kevin Love)も16得点、7リバウンドでチームの勝利に大きく貢献した。

 ウエスタンカンファレンスのペリカンズも、中心選手のザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)がハムストリグのけがで欠場する中でサクラメント・キングス(Sacramento Kings)に105-98で勝利し、第1シードのオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)が待ち受けるプレーオフ1回戦の切符を手に入れた。

 ホームのペリカンズは第2クオーターに攻撃の勢いを増し、54-45のリードで折り返した後半もキングスが5点差以内に詰め寄ることを許さなかった。

 ウィリアムソン不在の中で、ブランドン・イングラム(Brandon Ingram)が24得点、6リバウンド、6アシストの活躍を見せたほか、ベンチスタートのラリー・ナンス・ジュニア(Larry Nance Jr.)、ナジ・マーシャル(Naji Marshall)、ホセ・アルバラード(Jose Alvarado)がそろって二桁得点を記録。ペリカンズは今季のキングス戦を6戦全勝で終えた。(c)AFP