【4月20日 AFP】インドネシア北スラウェシ(North Sulawesi)州サンギヘ諸島(Sangihe Islands)の成層火山、ルアン山(Mount Ruang)が19日夕方、再び噴火し、大量の火山灰を噴出した。ルアン山は16日夜から数回にわたって溶岩と火山灰を噴出し、噴火に伴う「火山雷」も確認されており、数千人が避難を余儀なくされている。

 当局は19日午前中には噴火活動は落ち着いたと発表する一方、最も高い警戒レベルを維持し、地域住民と観光客に対して火山から6キロ圏内に立ち入らないよう警告していたところ、ルアン山は数時間後に再び火山灰を噴出し始めた。

 火山当局によると、現地時間午後5時6分(日本時間同6時6分)に噴火し、噴煙の高さは400メートルに達した。

 近隣のタグランダン島(Tagulandang Island)の住民の一人は、「また噴火して、とても驚いた。みんな怖がっている」と話した。(c)AFP/Ronny Adolof Buol, with Marchio Gorbiano in Jakarta