【4月17日 CNS】中国・四川省(Sichuan)雅安市(Ya’an)廬山県(Lushan)のジャイアントパンダ国立公園で、パンダのほかに珍しいカラニジキジやジャコウジカ、キンシコウなどが赤外線カメラに撮影された。公園管理保護署の職員が3月28日にデータを整理していて発見したという。

 それらの映像の一つには、比較的太った2頭の野生のジャイアントパンダが一緒に移動する様子を記録されており、うち1頭が赤外線カメラに興味を持って、前足でカメラを軽くたたき、その後立ち上がってカメラの前に顔全体を置き、口を開けて考え込んでいる様子が確認された。もう1頭のジャイアントパンダが立ち止まって周囲を見回していた。

 さらに別の映像には、カラニジキジやジャコウジカ、ツキノワグマ、キンシコウ、レッサーパンダなどが記録されていた。

 公園のある廬山県は、生物多様性が豊かな地域の一つであり、ジャイアントパンダを含む40種以上の希少動植物が生息している。 地域の森林被覆率は78.2パーセントに達し、532平方キロがジャイアントパンダ国立公園に含まれている。(c)CNS/JCM/AFPBB News