【4月18日 Xinhua News】中国福建省の平潭(へいたん)総合実験区の海域で「青の涙」と呼ばれる現象が発生している。毎年4月から6月にかけて頻繁に見られる現象で、青白い光が波間に明滅する幻想的な眺めを一目見ようと多くの観光客がやって来る。

 研究によると、「青の涙」の主な原因は、植物プランクトンの一種である夜光虫の発光。夜光虫は実験区の外海に広く分布し、潮や海流の動きによって沿岸に集まる。体内の発光酵素ルシフェラーゼと発光物質ルシフェリンが外界の刺激を受けると反応を起こし、青い光を発する。発光はエネルギーを消費し、「青の涙」の光はすぐに消えてしまうため、この自然の驚異を持ち帰ることはできない。(c)Xinhua News/AFPBB News