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【04月15日 KOREA WAVE】韓国で、食べ物のクオリティの低さとコスパの悪さで顧客から無視されるようになったデリバリー飲食業者が、配達アプリ内で“身分洗浄”をするケースが相次いでいる。

メニューや食品のクオリティはそのままにし、配達アプリサービスに新規加入する手法で、チャンネルを変えた後、レビューの「作業」に乗り出す。やり方は巧みなため消費者の注意が必要だ。逆に飲食店を買収する際、飲食の質は落ちるが、レビューの星の数はそのまま継承される場合もある。

配達アプリ業界によると、配達アプリ内の「星点数レビュー継承」制度を悪用する事例が現れている。同じ場所で事業をして、否定的な点数が続く場合、新たなチャンネルで“身分洗浄”をするやり方や、別の事業体から過去の「星点数」をもらい、美味しい店の名声まで継承するケースだ。

否定的な評価を捨てるやり方は、配達アプリサービスをしばらく中断すること。サービスの質を高度化して良い評価を受けるよりも、アプリ内で新しいチャンネルを作り、レビューイベントや一種の「作業」を通じて高い評価を獲得する方法だ。

星点数の“身分洗浄”の現場を知る人物は「店の主人が、心を入れ替えて新しく出発するというので、基本メニューを再び注文してみた。しかし、味と量は昔と変わらず、低レベルだった。このようなやり方が放置されれば、消費者は正確な店の情報を得られにくくなる」と指摘する。

逆に、これまで高評価だった星点数を継承する業者の場合、配達アプリで要求する最小限の要件を備えれば良い。継承する要件には「家族間事業者移転」「共同事業者への移転」「職員が継承する場合」などがあり、これを満たせばいい。

このうち共同事業者への移転のような場合、共同事業期間を30日だけ満たせば良い。店を移転する30日前に共同事業者として名義を登録し、買収する人が事業体を受け取り、レビューまで継承することができるのだ。

ある配達アプリ関係者は「事業者を変更し、レビューを継承するという要請はしばしば入ってくる。国の公認書類には現れないような、事業主の意図まで把握することは難しい」と伝えた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News