【4月15日 CGTN Japanese】中国商務部対外貿易司の責任者がこのほど紹介した2023年の中国の物品貿易の状況によると、2023年における中国の貿易総額は5兆9400億ドル(約909兆円)となりました。うち輸出額は3兆3800億ドル(約518兆円)で、前年から横ばいでしたが15年連続の世界第1位となりました。一方で、輸入額は前年に比べてやや増加し、2兆5600億ドル(約392兆円)で、15年連続の世界第2位でした。

 世界貿易機関(WTO)は現地時間10日、2023年の国際物品貿易の関連指標を発表しました。2023年に中国の輸出が国際市場に占めた割合は14.2パーセント、輸入では10.6パーセントで、いずれも前年の水準を維持しました。世界経済の再生が非常に困難な情勢下で、中国の対外貿易が国際市場に占める割合が全体的に安定を維持したことは、中国経済の強じんな成長力を示すものだと見られています。

 またWTOの予測では、2024年の世界の貿易の成長率は前年より3.8ポイント上昇して2.6パーセントになる見込みです。しかしWTOは同時に、地政学的な衝突や保護主義などによる不確定要素が著しく増大しており、世界の貿易は後退する可能性もあるとの懸念を示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News