【4月15日 AFP】サッカーイタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)に所属するDFエバン・エンディカ(Evan Ndicka)が、14日のウディネーゼ(Udinese)戦の試合中にピッチで倒れ、病院へ搬送された。胸の問題とみられる。これにより試合は中止になったが、クラブによればエンディカは快方に向かっているという。

 エンディカは、1-1の同点で迎えた70分に倒れて担架で運び出されたが、通路へ消える際には親指を立てており、付き添ったダニエレ・デ・ロッシ(Daniele De Rossi)監督とも言葉を交わした。クラブはSNSに、病院のベッドで上半身を起こし、力こぶをつくるエンディカの写真を投稿し、「エバンは気分も良く元気だが、経過観察のため引き続き入院する」と明かしている。

 デ・ロッシ監督はその後に残りの選手と主審、ウディネーゼのガブリエーレ・チョッフィ(Gabriele Cioffi)監督に話をし、主審がローマ側のスタッフと時間をかけて話し合った末、試合の中止を決めた。リーグによれば、残りの20分は後日改めて行われるという。

 ローマは現在5位で、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場が十分狙える状況にある。対するウディネーゼは降格圏と勝ち点1差の15位となっている。(c)AFP