【4月15日 AFP】(更新)男子ゴルフのメジャー第1戦、第88回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2024)は14日、米ジョージア州オーガスタ(Augusta)のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club、パー72)で最終日が行われ、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)が「68」で回り、通算11アンダーで2022年以来、2度目の優勝を果たした。

 4打差の2位にメジャー初出場のルドビグ・オーベリ(Ludvig Aberg、スウェーデン)が入り、メジャー2勝のコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)、マックス・ホーマ(Max Homa、米国)、トミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)が7打差の3位タイに続いた。

 世界ランク1位でのマスターズ2勝は、過去にタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)しか達成していない快挙で、27歳でのマスターズ複数回優勝は、ウッズ、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)、故セベ・バレステロス(Seve Ballesteros)に次ぐ史上4番目の若さとなった。

 勝利後には「この大会で再び優勝することの意味は、言葉にできない」とコメント。「とにかく落ち着きを保ち、我慢強くプレーすることを心がけた」と話し、「大事なショットとパットを決めながらラウンドを進められた」と振り返った。

 終盤にはオーベリにプレッシャーをかけられ、13番のバーディーで一時は2打差まで詰め寄られたが、バックナインの最後の6ホールで3バーディーを奪う圧巻のプレーで逃げ切りを果たし、過去最高額の優勝賞金360万ドル(約5億5300万円)を獲得した。

 世界2位で、メジャー全制覇まで残すはマスターズだけとなっているロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は15打差の22位タイ、世界3位の前回王者ジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)は20打差の45位タイと大きく離された。ウッズは予選通過者の中では最下位となる60位。マスターズでは自身ワーストの通算16オーバーに終わったが、ラウンド後には今季のメジャー残り3大会にも出場する意向を示した。(c)AFP/Jim SLATER