【4月14日 AFP】23-24スペイン1部リーグは13日、第31節の試合が行われ、首位レアル・マドリード(Real Madrid)はオーレリアン・チュアメニ(Aurelien Tchouameni)のロングシュートでマジョルカ(RCD Mallorca)を1‐0で振り切った。次節に伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」を控える中で、2位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差8を守っている。

 チュアメニは48分、約25メートルの距離から放ったシュートが相手に当たってネットを揺らした。

 マンチェスター・シティ(Manchester City)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準々決勝第2戦を見据え、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督はビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)とロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)をベンチに置き攻撃陣をシャッフル。

 前半にジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)のシュートがバーをたたく中、チュアメニの今季3点目でリードを奪ったレアルだったが、その後は追加点を奪えなかった。

 リーグ戦の無敗記録を25に伸ばしたレアルは、来週の首都決戦を前にバルセロナとの大きな差を守っている。

 アンチェロッティ監督は「非常に重要な勝利で、タイトルに近づいた」とし、「(クラシコに向けて)アドバンテージを持っているのはとても大事なことで、それが目標だった」と述べた。

 また、何とかタイトル争いに踏みとどまりたいバルセロナは、レアルと同じくカディス(Cadiz CF)に1‐0で勝利した。

 チャンピオンズリーグ準々決勝でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に勝利した一戦から大幅にメンバーを入れ替えたバルセロナは、37分にジョアン・フェリックス(Joao Felix)がオーバーヘッドシュートを決めて勝ち点3をものにした。

 一方、こちらもチャンピオンズリーグ準々決勝でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に先勝したアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、3‐1で3位ジローナ(Girona FC)に勝利し、好調の4日間を締めくくった。

 4分にアルテム・ドブビク(Artem Dovbyk)に今季リーグ最多17点目のゴールを許して先制されたアトレティコは、34分にアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)のPKで同点に追いついた。前半アディショナルタイム6分にアンヘル・コレア(Angel Correa)のゴールで逆転すると、50分にはグリーズマンがこの日2点目を決めてリードを広げた。

 4位アトレティコはこの勝利でジローナとの勝ち点差を4に縮め、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権を争う5位アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)との勝ち点差を暫定で5に広げた。ビルバオは14日にビジャレアル(Villarreal CF)との一戦を控えている。

 敗れたジローナは直近8試合で5敗を喫しており、バルセロナとのポイント差は5に広がった。(c)AFP