【4月14日 AFP】13日に行われた男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)のシングルス準決勝で敗れた世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、「全く良くない」と今季はここまでうまくいっていないことを認めた。

 大会第1シードのジョコビッチは、準決勝で第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)に4-6、6-1、4-6で敗戦。過去5戦全勝で、昨年の全仏オープン(French Open 2023)決勝でも圧勝していた相手に初めて黒星を喫し、41回目のマスターズ1000(ATP Masters 1000)制覇を逃した。

 ジョコビッチは「(今大会では)明るい面も間違いなくあった」としつつ、「自分は結果に対する期待という点では、非常に高い基準を持つことに慣れている。ここまで一つもタイトルなしというのは、過去15年と比べると、全く良くない」と話した。

 今季はまだ4大会にしか出場していないが、今後はマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)からイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2024)、そして全仏とクレーシーズンが続いていく中で、ギアを上げていきたいと考えている。

「オーストラリア(全豪オープン<Australian Open Tennis Tournament 2024>)では4強で、ここでも4強。スタートが良くないシーズンもあるのは当たり前で、今年はそうなっている」としたジョコビッチは、「ペースを上げていきたい。結果の部分はもっと積み上げられる。かなりいいテニスはできているので、今後はさらに良くなることを願っている」と期待した。(c)AFP