【4月14日 AFP】女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)は13日、東京・有明コロシアム(Ariake Coliseum)で予選ラウンドが行われ、日本は世界ランキング79位の日比野菜緒(Nao Hibino)が同50位のユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva)を6-4、3-6、7-6(9-7)で破り、3勝1敗で初の決勝ラウンド進出を果たした。

 元世界ランキング1位で四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂なおみ(Naomi Osaka)は、前日に勝利を挙げていたが、この日は出場することなく終わった。

 国別対抗戦出場は2020年以来だった大坂は、試合後にコート上で行われたインタビューで、「きょうはプレーしなかったが、このチームの一員になれて本当にうれしかった」と話し、4本のマッチポイントをしのいで日本の勝利を決めた日比野をたたえた。

 前日のアンナ・ダニリナ(Anna Danilina)戦にも6-1、6-0で完勝し、これが自身2勝目となった日比野は「勝っちゃっていいのかなと思った。大坂選手の試合を楽しみに来ている人はいたと思うので、それは複雑だった」とジョークを交えつつ、勝利を喜んだ。

 消化試合として行われたダブルスはダニリナ/ジベク・クランバエワ(Zhibek Kulambayeva)組が青山修子(Shuko Aoyama)/柴原瑛菜(Ena Shibahara)組を7-6(9-7)、3-6、11-9で下し、一矢を報いた。カザフスタンは世界4位のエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina)が不在だった。

 勝利した日本は、11月にスペイン・セビリア(Seville)で決勝ラウンドに臨む。(c)AFP