【4月13日 AFP】ドイツ議会は12日、性別変更手続きを簡易化する法案を可決した。

 新法案の下では、理由や診断書などを提示することなく、地元の戸籍役場で簡単な登録申請を行うだけで法律上の性別を変更できるようになる。

 14歳未満の場合は、保護者が申請書を提出することができる。14歳以上の未成年は自身で提出できるが、保護者の同意が必要となる。いずれの場合も、未成年者はカウンセリングを受けなければならない。

 オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相はX(旧ツイッター)で、新法案は「他者から何も奪うことなく、トランスジェンダー、インターセックス、ノンバイナリーの人々を尊重」していると述べた。

 ドイツに先立ち、ベルギー、スペイン、アイルランド、ルクセンブルク、デンマークも法律上の性別変更を簡易化する法案を可決している。(c)AFP