コンビニのCU売り場=BGFリテール(c)MONEYTODAY
コンビニのCU売り場=BGFリテール(c)MONEYTODAY

【04月13日 KOREA WAVE】韓国コンビニ業界が独自のプレミアムベーカリーブランドを育て、売り上げ増を狙っている。低価格量産パン流通チャンネルイメージから抜け出した「高級化戦略」がその核心だ。製パン名人と手を組んだりして、高級原材料を入れた特化商品を相次いで発売している。フランチャイズパンより高い1個当たりの価格が2000~3000ウォン(1ウォン=約0.11円)台の価格を設定しても売り上げが増加傾向にある。

昨年、GS25、CU、セブンイレブン、イーマート24の4大大型コンビニのパンの売り上げは、前年比2桁の成長率を記録した。2021年に業界で初めてプレミアムベーカリーPB(自社ブランド)「ブレディク(BREADIQUE)」を発売したGS25は昨年、パンの売り上げが前年比34.0%増加した。ブレディクの販売量は5000万個を突破した。

GS25は今年3月、ブレディクのプレミアムコンセプトを強調したブレディク「ゴールデン」シリーズ2種(あんぱん・シュークリームパン)を発売した。価格は2200ウォンだが、1カ月で販売量100万個を突破するほど人気を集めている。今年2月末、有名デザートカフェ「チキチャカチョコ」とコラボした「チャルケクリームパン」2種も1個3000ウォンという比較的高い価格にもかかわらず、発売9日で販売数が20万個を超えた。

コンビニCUは昨年、パンの売り上げげが前年比28.3%伸びた。CUは昨年8月、高級ベーカリーPB「ベイクハウス405」シリーズを発売した。ワッフル、あんぱん、クッキー生地が載っているそぼろパン、クリームチーズくるみパンなど約20種を1800~3400ウォンの価格で販売している。ブランドに付けられた「405」という数字は、CU本社の位置(テヘラン路405)から取ったものだ。

ベイクハウス405シリーズは今月8日まで総販売量500万個を超えた。CU全体のパン売り上げでベイクハウス405シリーズが占める割合は、昨年9月2%から今年4月19.1%へと大幅に上昇した。CUは先月から製菓・製パン名人のソン・ヨングァン氏とコラボし、モンブランデニッシュ、ニンニククリームブレッド、練乳クリームブレッド、バジルトマトピザパンなど、ベイクハウス405シリーズの新製品を相次いで発売した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News