【4月13日 AFP】イスラエルのヨアブ・ガラント(Yoav Gallant)国防相は12日、米中央軍(CENTCOM)のマイケル・クリラ(Michael Kurilla)司令官と会談した後、イスラエルと米国はイランからの脅威に「一致協力して対抗する」と語った。

 ガラント氏は、在シリア・イラン大使館を空爆したイスラエルにイランが報復を表明している事態についてクリラ氏と協議した後、「敵はイスラエルと米国の分断を狙っているようだが、実際はその逆だ。敵の動きによって、両国は団結し、結び付きは強固なものになっている」と主張。

「われわれは一致協力して対抗する」とし、「地上でも空中でも自衛する準備はできており、パートナーとの緊密な協力で、どのように対応すべきかも分かるはずだ」と続けた。

 イスラエル軍は1日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館の建物を空爆。この攻撃で、将官2人を含むイラン革命防衛隊(IRGC)の隊員7人を殺害した。

 イランがすぐにでも報復攻撃をしかねないとの懸念から、イスラエルは防空態勢を強化し、戦闘部隊の休暇を取りやめた。フランスは、中東への渡航を避けるよう国民に勧告している。(c)AFP