【4月13日 AFP】女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)は12日、東京・有明コロシアム(Ariake Coliseum)で予選ラウンドが行われ、日本は大坂なおみ(Naomi Osaka)と日比野菜緒(Nao Hibino)が勝利を飾り、カザフスタンを2勝0敗でリードした。

 シングルス第1試合で日比野がアンナ・ダニリナ(Anna Danilina)を6‐1、6‐0で圧倒すると、元世界ランク1位で四大大会(グランドスラム)通算4勝を誇る大坂も第2試合でユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva)に6‐2、7‐6(7‐5)で勝利した。

 出産を経て今季から復帰した大坂は、2022年9月の東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2022)以来となる東京でのプレーに「超緊張」したというものの、すぐさま試合のリズムをつかむと15本のエースをたたき込み、ダブルフォールトは0本だった。

 4年ぶりの大会出場となった大坂は、「みんなをがっかりさせてはいけないという気持ちがすごく強い。そういう性格だから、負けられなかった」と振り返った。

 試合中には、大坂のサービスの場面で子供が泣き声を上げて中断する場面もあった。大坂は母親が状況を落ち着かせるのを待ちながら、自身のまな娘シャイ(Shai)ちゃんのことを思い出したという。

「とってもキュートだなと思っていたけれど、お母さんがとても慌てていたから気の毒だった」

 13日はシングルス第1試合で日比野がプチンツェワと、第2試合で大坂がダニリナと対戦。日比野が勝利すれば、大坂は試合を行わない。(c)AFP