写真提供=国立山林科学院暖帯・亜熱帯山林研究所(c)MONEYTODAY
写真提供=国立山林科学院暖帯・亜熱帯山林研究所(c)MONEYTODAY

【04月13日 KOREA WAVE】ピンク色の桜が満開になる4月、桜の木にまばらにしか花が咲かない現象が韓国で現れている。

国立山林科学院の暖帯・亜熱帯山林研究所によると、済州全域でサクラてんぐ巣病(Witches’ broom)と呼ばれるカビ病原菌(Taphrina wiesneri)が発見された。この病害は全国的に広がっている。

感染した木は枝の一部がこぶ状に膨らみ、小枝がほうき状にたくさん出てくるのが特徴だ。桜の花は咲かない。

桜の美観と健康を害するが、まだ治療薬剤が開発されておらず、感染した部位を切断して除去する物理的防除方法を使わなければならない。切り取った部位には薬を塗って木を腐らせる腐朽菌の侵入を予防することが重要だ。

研究所は病原菌が枝が多く生えるところから10cmのところまで存在することを確認し、症状が現れた枝は木の幹の方向に10cm以上除去することで再感染を防ぐことができると明らかにした。

イ・ソングン研究士は「カビ病病原菌感染有無を注意深く観察しなければならない。病気になった部位を除去する際に使われた道具を消毒しなければ再感染が発生する可能性がある。防除時に適切な道具の使い方を熟知することが重要だ」と呼びかけた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News