【4月12日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)は11日、準々決勝第1戦が行われ、リバプール(Liverpool FC、イングランド)は本拠地アンフィールド(Anfield)でアタランタ(Atalanta、イタリア)に0‐3で敗れ、タイトル獲得に向けて危うい立場に立たされた。

 リバプールは5月22日にアイルランド・ダブリンで行われる今大会の決勝を、シーズン後に退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の下での今季最終戦にすることを願っているが、アタランタの見事なパフォーマンスの前に屈して大きな課題に直面している。

 モハメド・サラー(Mohamed Salah)やドミニク・ショボスライ(Dominik Szoboszlai)をベンチに置いたリバプールは、ハーヴェイ・エリオット(Harvey Elliott)のシュートがバーとポストに阻まれて先制点を奪えずにいると、38分にアタランタのジャンルカ・スカマッカ(Gianluca Scamacca)にゴールを決められ、先行を許した。

 アタランタがスカマッカの2点目でリードを広げる中、リバプールは後半から途中出場したサラーのゴールがオフサイドで取り消されると、残り7分のところでマリオ・パシャリッチ(Mario Pasalic)にこぼれ球を押し込まれ、3点目を奪われた。

 この敗戦でリバプールは、ホームでの公式戦無敗記録が33で途切れている。

 一方、ドイツ・ブンデスリーガ1部で首位を独走するバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen、ドイツ)は2‐0でウェストハム(West Ham、イングランド)を下し、主導権を握った。

 レバークーゼンは83分にヨナス・ホフマン(Jonas Hofmann)、後半アディショナルタイム1分にビクター・ボニフェイス(Victor Boniface)と、ともに途中交代の選手がゴールを決め、今季公式戦の無敗記録を42に伸ばした。

 レバークーゼンはこのまま勝ち上がりを決めれば、準決勝ではACミラン(AC Milan、イタリア)とASローマ(AS Roma、イタリア)の勝者と対戦する。両チームの初戦では、ローマが17分にジャンルカ・マンチーニ(Gianluca Mancini)が挙げた決勝点を守り切り、敵地で白星を収めた。

 またもう1試合では、ホームのベンフィカ(Benfica、ポルトガル)が2‐1でオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille、フランス)に競り勝った。

 前半にラファ・シルバ(Rafa Silva)、後半にアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が得点したベンフィカだったが、マルセイユもピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)がゴールを決めて、ホームでの第2戦に向けて希望をつないでいる。(c)AFP/Andy SCOTT