【4月14日 Xinhua News】中国湖北省応城市で9日、300メガワット級圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)発電所実証プロジェクトが発電を開始した。発電所建設大手、中国能源建設集団傘下の中能建数字科技集団と送電大手、国家電網傘下の国網湖北総合能源服務(エネルギーサービス)が共同で投資した。

 同プロジェクトは岩塩が採掘された後にできる洞窟(塩洞窟)を利用する。電力消費が少ない時は電気エネルギーで空気を圧縮し塩洞窟に貯蔵、消費のピーク時には圧縮空気を放出して発電機を回転させ発電する仕組みとなっている。空気の圧縮と放出により電気エネルギーの貯蔵と出力を実現、エネルギー変換効率は約70%、年間発電量は5億キロワット時に上る。(c)Xinhua News/AFPBB News