【4月11日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は10日、準々決勝第1戦が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona、スペイン)は敵地でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG、フランス)に3-2で先勝した。

 試合はバルセロナがラフィーニャ(Raphinha)のゴールで前半に先制すると、低調だったPSGもハーフタイム明けから目を覚まし、ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)とビティーニャ(Vitor Machado Ferreira 'Vitinha')の得点により後半開始から6分で一気に逆転した。

 それでも、バルセロナは60分過ぎにラフィーニャのボレーシュートで同点に追いつき、再び試合の主導権を取り返すと、この日が28歳の誕生日だったアンドレアス・クリステンセン(Andreas Christensen)が、投入直後の77分にCKからヘディングで決勝点を奪った。

 これでPSGの公式戦無敗は27試合でストップ。バルセロナはホームで迎える16日の第2戦を前に優位に立った。

 バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は「非常に誇りに思う。世界有数のチームを相手に素晴らしい勝利だ」と喜び、「まだ道半ば」と気を引き締めつつ、「われわれには1ゴールのアドバンテージがある。ホームでプレーするのもこちらの方だ」と話した。

 PSGのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は「勝てた試合だった」と悔やみつつ、「不当な結果だと言っているわけではない。ただ、少しの細かい部分が勝敗を分けた。第2戦ではその細かい部分を自分たちのものにできるように取り組みたい」と前を見据えた。(c)AFP/Andy SCOTT