【4月8日 AFP】23-24イタリア・セリエAは7日、第31節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は1-0でフィオレンティーナ(Fiorentina)を下して3位を維持した。ナポリ(SSC Napoli)はACモンツァ(AC Monza)との打ち合いを4-2で制した。

 ユベントスは21分、ブレーメル(Gleison Bremer Silva Nascimento)のヘディングシュートがポストに当たった跳ね返りをフェデリコ・ガッティ(Federico Gatti)が押し込むと、この1点を守り切り勝利をもぎ取った。

 チームは直近9試合で7ポイントしか獲得できていなかったが、これで2日に行われたイタリア杯(Italian Cup 2023-24)準決勝のラツィオ(SS Lazio)戦に続く連勝を飾り、4位ボローニャ(Bologna FC)との勝ち点差を4に広げた。対するフィオレンティーナは後半相手を圧倒しながら得点を奪えず、10位にとどまっている。

 ボローニャは同日、降格圏に沈むフロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)と0-0のスコアレスドローに終わったが、ここ10戦で8勝とクラブ初の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場に近づいている。

 ナポリは前半相手に先制を許し、アウェーまで駆けつけたファンからやじを浴びたが、迎えた後半にビクター・オシムヘン(Victor Osimhen)、マッテオ・ポリターノ(Matteo Politano)、ピオトル・ジエリンスキ(Piotr Zielinski)が6分間で3ゴールを挙げて逆転すると、直後に1点を返されたが69分のジャコモ・ラスパドーリ(Giacomo Raspadori)のゴールで突き放した。

 チームはこれで7位に浮上。連覇は絶望的だが、4位ボローニャとは勝ち点10差で、セリエAは5位でもチャンピオンズリーグに出場できる可能性がある中、5位ASローマ(AS Roma)とは勝ち点7差となっている。

 ナポリと2差の6位につけるアタランタ(Atalanta)はカリアリ(Cagliari Calcio)に1-2で敗れたが、消化が1試合少ない。(c)AFP/Terry DALEY