【4月8日 AFP】パリ・マラソン(Paris Marathon 2024)は7日、フランス・パリで行われ、男子の部ではムルゲタ・ウマ(Mulugeta Uma)、女子の部では初マラソンのメスタウット・フィキル(Mestawut Fikir)のエチオピア勢がそれぞれ優勝を飾った。

 自身4度目のマラソン挑戦となった26歳のウマは、40キロ手前でタイタス・キプルト(Titus Kipruto、ケニア)を突き放すと、自己記録を30秒以上縮める2時間5分33秒で優勝した。

 女子のフィキルは、同胞エナト・ティルセウ(Enat Tirusew)を逆転して2時間20分45秒でフィニッシュし、自身初マラソンにして有望さを示した。2019年以来のマラソン出場となった39歳のビビアン・チェルヨト(Vivian Cheruiyot、ケニア)は、一時は苦しそうな場面もあったが持ち直し、3位に入った。

 今大会は市内シャンゼリゼ(Champs-Elysees)通りや森林を通り抜けるコースとなっており、8月に開催されるパリ五輪のコースとは別となっている。

 五輪のマラソンは、パリ市庁舎(Hotel de ville)をスタートしてベルサイユ(Versailles)に向かい、仏皇帝ナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)の墓地があるパリ市内の「廃兵院(アンバリッド、Les Invalides)」の近くでフィニッシュする予定となっている。(c)AFP