【4月7日 AFP】23-24イタリア・セリエAは6日、第31節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は3-0で10人のレッチェ(US Lecce)を下して2位を堅持した。ASローマ(AS Roma)は1-0でラツィオ(SS Lazio)に勝利し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場の可能性を広げた。

 ミランは序盤にクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)とオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)がゴールを挙げると、相手に退場者が出て数的有利になった57分にはラファエル・レオン(Rafael Leao)が3点目を決め、公式戦7連勝を飾った。

 首位インテル(Inter Milan)との勝ち点差はまだ暫定11ポイントあり、優勝の行方はすでにほぼ決しているが、一方で3位ユベントス(Juventus)との差も暫定9ポイントに広げ、チャンピオンズリーグ出場に近づいている。インテルは8日に下位ウディネーゼ(Udinese)と、ユベントスは7日にフィオレンティーナ(Fiorentina)と対戦する。

 またホームで快勝を収めたことで、ミランはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)準々決勝のローマ戦に向けて完璧に弾みをつけた。

 ローマは42分にジャンルカ・マンチーニ(Gianluca Mancini)が決勝のヘディングシュートを決め、ラツィオとのダービーで2年以上ぶりの勝利を挙げた。これでチームは6位アタランタ(Atalanta)との勝ち点差を暫定で5ポイントに広げ、今節も5位を守ることが決まった。

 セリエAは、チャンピオンズリーグの追加枠の争いでトップに立っており、5位でも来季の同大会に出場できる可能性がある。出場が決まれば、ローマにとっては2018-19シーズン以来のチャンピオンズリーグ参戦となる。

 対するラツィオは7位のままだが、今節の結果次第でナポリ(SSC Napoli)とフィオレンティーナに抜かれる可能性がある。(c)AFP/Terry DALEY