【4月7日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは6日、第32節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は3-0でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)を下し、暫定ながらリバプール(Liverpool FC)から首位の座を奪還した。

 ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)、カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)、レアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)がゴールを決めたアーセナルは勝ち点を71に伸ばし、リバプール、そしてこの日クリスタルパレス(Crystal Palace)に4-2で勝利した3位マンチェスター・シティ(Manchester City)に1ポイント差をつけた。

 リバプールは7日に敵地オールド・トラフォード(Old Trafford)でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との対戦を控えており、スリリングな三つどもえのタイトル争いは新たな局面を迎える。

 ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督率いるアーセナルはリーグ戦ここ11試合で10勝を挙げており、昨季は終盤戦に大失速したものの、今季は洗練されたプレーに強い精神力も加わっている。

 シティはケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)の2ゴールの活躍などで、パレスから逆転勝利を挙げた。
 
 序盤にパレスの先制点を許したものの、デ・ブルイネのゴールで追いつき、後半開始直後にリコ・ルイス(Rico Lewis)のゴールで逆転したシティは、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)の今季リーグ戦19点目とデ・ブルイネのこの試合2ゴール目で突き放し、その後のパレスの反撃を1点に抑えた。

 4位のアストン・ビラ(Aston Villa)は後半に失速して3ゴールを許し、ブレントフォード(Brentford FC)と3-3で引き分け。来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権争いに向けて大きな代償を払う可能性が出ている。ビラは5位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との勝ち点差を3のままとしているが、トッテナムは2試合消化が少ない状況となっている。

 ルートン・タウン(Luton Town)は終盤にカールトン・モリス(Carlton Morris)が決勝点を挙げて2-1でボーンマス(AFC Bournemouth)に勝利。降格圏の18位にとどまってはいるものの、残留圏の17位に位置するノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)と暫定的ながらも勝ち点25で並んでいる。(c)AFP