【4月7日 AFP】男子テニス、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6日、自身のプレーにそれほど期待せずに、次週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)に臨むと話した。

 ジョコビッチは3月のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)で早期敗退を喫すると、続くマイアミ・オープン(Miami Open 2024)は欠場。その後は長年コーチを務めてきたゴラン・イワニセビッチ(Goran Ivanisevic)氏との関係を解消し、臨時コーチのネナッド・ジモンイッチ(Nenad Zimonjic)氏とモンテカルロ・マスターズの大会会場でトレーニングを積んでいた。

 7日の大会開幕を前に、ジョコビッチは「期待はそれほど大きくない」と話し、「ここでの過去の結果はあまり良くない」とコメント。「クレーコート向けのテニスをつくり上げることが目的となる」とした上で、全仏オープン(French Open 2024)にピークを合わせたいとし、それ以外の結果はすべて「ボーナス」だと述べた。

 今後は全仏オープンの会場で7月下旬に開幕するパリ五輪に向けた準備も行うと明かし、全仏と五輪の間にはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)があるとしつつ、「パリ五輪は非常に重要。五輪は常に自分の優先事項だ」と強調。

「過去3、4回の五輪では後半まで勝ち進めていない」としながらも「今は状況が少し違う。クレーの五輪に参加するのは今回が初めて。心身ともに準備を整えたい」と意欲を語った。(c)AFP