【4月7日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は6日、第28節の試合が行われ、首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は1-0でウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)に勝利。2位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が2-3でハイデンハイム(1. FC Heidenheim)に敗れたため、初優勝に王手をかけた。

 レバークーゼンは10人のウニオン相手に苦戦を強いられたが、前半終了間際にフロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)が決勝PKを決め、今季公式戦無敗を41試合に伸ばした。

 一方のバイエルンは前半にハリー・ケイン(Harry Kane)とサージ・ナブリー(Serge Gnabry)がゴールを決め、ハーフタイム時点では快勝ムードだったが、後半ケビン・セッサ(Kevin Sessa)とティム・クラインディーンスト(Tim Kleindienst)に立て続けにゴールを許して追いつかれると、79分にはクラインディーンストに逆転ゴールを決められた。

 バイエルンはこれでリーグ2連敗。一方のハイデンハイムは、バイエルンとの初めてのホームゲームで白星を挙げた。

 これでレバークーゼンは、残り6試合で勝ち点3を獲得すればクラブ史上初のリーグ優勝が決まる。リーグ11連覇中のバイエルンだが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準々決勝のアーセナル(Arsenal)戦に挟まれた来週末には、王座を明け渡す可能性がある。

 レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督は、「もちろん素晴らしい状況だが、まだ喜びたくはない」と気を引き締め、「次の日曜には喜べるかもしれないが、その前にはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)の試合(ウェストハム<West Ham>とのホームゲーム)がある」と話し、「まだ何も決まっていないし、もう少し我慢しなくてはならない」と続けた。

 他会場では、VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)が1-0でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に勝利し、バイエルンと勝ち点60で並んだ。対するドルトムントは、SCフライブルク(SC Freiburg)に4-1で勝利したRBライプツィヒ(RB Leipzig)に抜かれて5位となり、トップ4圏内から転落した。(c)AFP