【4月7日 AFP】サッカー女子の国際親善大会、シービリーブス・カップ(2024 SheBelieves Cup)準決勝は6日、米ジョージア州アトランタ(Atlanta)で行われ、日本は1-2で米国に逆転負けを喫した。

 メルセデス・ベンツ・スタジアム(Mercedes-Benz Stadium)に米国女子代表の親善試合としては過去最多、また米国での同代表の試合としても、1999年の女子W杯決勝以降では最多となる5万644人を集めた試合で、日本は開始わずか30秒で先制。最初の攻撃で谷川萌々子(Momoko Tanikawa)のフィードから清家貴子(Kiko Seike)が右サイドを突破すると、低いシュートがポストに当たってゴールに入り、大観衆を静まり返らせた。

 それでも試合を優勢に進める米国は21分、中盤でボールを奪ったサム・コフィー(Sam Coffey)がドリブルで前進し、パスを受けたジェディン・ショー(Jaedyn Shaw)が低いシュートをゴール左に突き刺した。77分には、ドリブルでペナルティーエリアに侵入したソフィア・スミス(Sophia Smith)が杉田妃和(Hina Sugita)に倒されてPKを獲得すると、これをリンゼー・ホラン(Lindsey Horan)が決めて逆転に成功した。

 米国はオハイオ州コロンバス(Columbus)で9日に行われる決勝で、カナダと対戦する。米国は3月の女子ゴールドカップ(CONCACAF Women's Gold Cup 2024)準決勝でカナダを破っている。

 東京五輪金メダルのカナダは、ブラジルとの両チーム1-1で迎えたPK戦を4-2で制し、決勝に駒を進めた。ブラジルが22分にタルシアニ(Tarciane)のPKで先制したが、カナダも77分にバネッサ・ギレス(Vanessa Gilles)のゴールで追いつくと、そのまま90分を終えてPK戦に突入。カナダが落ち着いてこれを制した。(c)AFP